「あいまいみーまいん」というのを、中学校ぐらいの時に何となく覚えた人も多いと思います。
あえて英語で書くなら「I, my, me, mine」ですね。
何となくリズムがいいから覚えてるけど、何でこれを覚えさせられたのだろう?
今回の記事はそんな人のための記事です。
先に結論を言ってしまうと、「あいまいみーまいん」とは英語における「格変化」を表しています。
英語には「主格」「所有格」「目的格」という「格」が存在しており、これを覚えるために「あいまいみーまいん」を覚えたというわけです。
この格変化を理解しておくと、英語において非常に重要な「関係代名詞」を効率的に学ぶことができます。
何となくリズムで覚えた、格変化って何?という人はぜひこの記事を読んでみてください。
そもそも「格」とは?
今回出てくる3つの格の説明をします。
主格 ・・・「主語」になるときの形
所有格・・・「~の(もの)」といった「所有」を表すときの形
(例)私のペン、○○学校の制服 など
目的格・・・「目的語」になるときの形
格変化の一覧
主格 | 所有格 | 目的格 | 所有代名詞 |
I | my | me | mine |
you | your | you | yours |
he | his | him | his |
she | her | her | hers |
we | our | us | ours |
they | their | them | theirs |
これが格変化の一覧です。
これを覚えれば、それぞれの言葉がそれぞれの格の時にどんな形をとるかが分かります。
例えば、「彼」という言葉を主語(彼は or 彼が)として使いたいときは「he」を使うし、「私たち」を目的語(私たちを or 私たちに)として使いたいときは「us」を使う、といった感じです。
例文でも見ていきましょう。

「S(主語)」や「O(目的語)」の説明はこちらの記事をどうぞ!
このように「適した語順で、適した格を使う」ことが大事です。
段々慣れてくると、仮に違う格が使ってある文章に出会ったときに違和感を覚えるようになります。
例えば、
I know he brother.
→私は彼の兄を知っている。
これは主格の「he」ではなく、所有格の「his」が正しいですね!
「あいまいみーまいん」とリズムだけで覚えていた人は、それが「主格、所有格、目的格」の順番になっていることまで覚えておきましょう!