現在完了形ってどんな時に使うんだろう?3つくらい意味があるし、正直、過去形との違いもよくわからないし…。
今回はこういった方向けに記事を書いていきます。
現在完了形は「日本語にはない表現」なので
日本人が英語を学ぶ際に気をつける必要があります。
この記事を読めば、
日本語にはない表現(現在完了)を理解
現在完了の3つの意味
過去形との使い分け
このようなことが理解できます。
例文を用いてわかりやすく解説していきます!
では、いきましょう!
目次
現在完了形とは?
現在完了形は
<have + 過去分詞>で表します。
受動態<be動詞 + 過去分詞>と間違えないようにしましょう!
そして、この現在完了が表すのは「過去から今まで」です。
「過去から今まで」…?
日本語にはない感覚で、言葉だけでは理解が難しいと思いますので、図で説明していきますね!

画像の赤い部分が現在完了で表せる範囲です。
この時点では「過去から現在」のイメージが何となく掴めていればOKです!より詳しく解説していくので、理解を深めていきましょう。
否定文の作り方
現在完了の否定文は
<have not + 過去分詞>
の形をとります。
ここでよくある間違いが
「一般動詞のhaveの否定形」との区別です。

こちらの文章は現在完了ではなく
現在形のhaveの否定なので注意しましょう!
疑問文の作り方
現在完了の疑問文は
<Have + 主語 + 過去分詞>
この形をとります。
haveが文の最初に出た形ですね!
それぞれまとめると…
<肯定文>
I have played soccer.
<否定文>
I have not played soccer.
<疑問文>
Have you played soccer?
このようになります!
現在完了の3つの意味
<have 過去分詞>で表される現在完了形は
主に3つの意味を表します。
それぞれ例文を用いてみていきます。
継続
まずは「状態の継続」です。
過去から今に至る状態の継続を表すことができます。

2年前という過去から今に至るまでの「状態の継続」を表しています。
図でも示している通り、赤の部分を現在完了によって表しています。
経験
次に「経験」です。
「〜したことがある」「〜に行ったことがある」など
自分が経験したことを表したいときも現在完了を使います。

生まれた時という過去から今に至るまで、
2回沖縄に行ったことがあるという経験を表しています。
「have been to ~」と「have gone to ~」の違い
「行ったことがある」と言いたい場合は「go(行く)」の過去分詞を使って「have gone to ~」にするんじゃないの?
いいところに気が付きましたね!
「have gone to ~」は「〜に行ってしまった」という意味を表し、帰ってくる可能性が低いことを表すので注意です!
「行ったことがある」という経験を表したい時は
「have been to ~」を使いましょう。
完了
最後に「完了」です。
「過去から続いている動作や状態が完了したこと」を表します。

「宿題を開始した過去」から「宿題が終了した今」までを表しています。
過去形との違い
以下の文章を比べてみましょう。
He finished his homework.
He has finished his homework.
上が「過去形」で、下が「現在完了」ですね。
それぞれ図で見ていきます。

まず過去形ですが、
過去形は「過去の一点」にだけ注目をしています。
今回で言うなら「宿題を終えた」という
過去の事実にのみ注目をしています。
あくまで表しているのは「過去のみ」ということになります。

次に現在完了ですが、
こちらは「過去から今」に注目しています。
「宿題を始めて、今終了しました」という感じで
あくまで終了したのは「今」ということになります。

図で見比べると違いがわかりますね。
迷った時はこの図をイメージしましょう!
訳し方
現在完了の3つの意味を説明しましたが、
英文を和訳する時にどの意味になるのかは
文脈を見て判断する必要があります。
継続
→「〜ている」
経験
→『〜したことがある」
完了
→「(今)〜した」
このどれかになります。
「文脈を見て判断」というと難しそうですが、実際に当てはめてみるとしっくりくるのは大体1つだけなので大丈夫です!
まとめ
今回学んだのは、
現在完了は<have + 過去分詞>
現在完了は
「継続・経験・完了」を表す
過去形との違い
以上になります。
日本語にはない表現をマスターして、
英語のレベルをアップさせましょう!