今回は「関係副詞」についてお伝えしていこうと思います。
関係代名詞とは違うの?
基本的な考え方は一緒だけど、1つだけ「決定的な違い」もあるから必ず分けて覚えておくようにしましょう!
この1つの「決定的違い」がかなり重要なので、ぜひ参考にしてみてください!
では、いきましょう!
関係副詞の一覧
関係副詞は4種類あります。
時間 | 場所 | 理由 | なし |
when | where | reason | how |
1つずつ例文を見ていきましょう。
when
whenは「時」を表すので、「時間」を表す名詞を先行詞にとります。
例文を見ていきましょう!

だいぶロマンチックな文章になりそうな予感…(笑)
関係代名詞の時と同じように、共通部分を副詞で置き換えていきます。

このとき、「前置詞+名詞」の部分を副詞に置き換えることに注意しましょう。
関係「代名詞」→ 名詞のみ
関係「副詞」 → 前置詞+名詞 です!
時間を表す「when」で置き換えたものがこちらです。

「when」を先行詞「the time」の後に持っていくと・・・

関係副詞を使った、ロマンチックな文章の出来上がりです!
画像を見てもわかる通り、基本的な和訳の仕方は関係代名詞と変わりません。
他の関係副詞も例文を見ていきましょう!
where
次は場所を表す「where」です。
例文を見ていきます。

こちらの文章です。
共通部分は場所を表す「the town」ですね。
前置詞+名詞(at the town)を「where」に置き換えると…

このようになりますね。
基本的な仕組みはwhenと同じです。
why
つぎに理由を表す「why」です。
こちらは少し複雑で、2つの英文を使うよりも、最初から1文で示したほうが分かりやすいと思います。
以下、例文です。

「理由」に説明を付け加えたいときに関係副詞「why」を使うことができます。
やっぱり基本的な仕組みは「when, where」と一緒ですね。
how
最後は「how」です。
こちらは「方法、手段」に説明を付け加えたいときに使用しますが、すでに表で示している通り「先行詞を取らない」ので注意が必要です。
こちらも1文で示していきます。

関係副詞howの手前に先行詞がないことに注目です。
他の関係詞と同じように先行詞がないとわかりにくいかも…
と思う人は、少し強引にはなりますが「the way(方法)」を入れて考えましょう。

このように考えるとわかりやすいかもしれません。
しかしながら基本的にhowは先行詞が入らないので、注意しておきましょう!
関係代名詞との違い
最後は「関係代名詞との違い」です。
基本的な和訳の仕方は同じですが、決定的な違いがあるんですよ…!!
これは必ず押さえておきましょう。
結論を言ってしまうと、
関係代名詞 → 後ろが不完全な文
関係副詞 → 後ろが完全な文
です。
今回紹介した関係副詞の例文をすべて並べてみます。

関係副詞の後ろの文(赤四角の後ろ)がすべて「完全な文(そこだけで意味が伝わる文)」ということが分かると思います。
一方、関係代名詞は

主格、所有格、目的格どれをとっても「不完全な文(そこだけで意味が伝わらない文)」になっています。
この違いを理解しておくと関係詞の問題がサービス問題になるので、必ず押さえておきましょう。
例題
では最後に例題を3問出します。
もしよかったら解いてみてください!
1、The child ( ) did it was Jenny.
①who ②whom ③which ④whose
2、Are you the girl ( ) bicycle was stolen?
①whose ②that ③whom ④which
3、Tell me the name of the shop ( ) you bought that watch.
①when ②which ③where ④that
答えはこちらです!